私は以前、現場での指導の際に
一部の部下より
『指導が怖い』
と言う指摘を上司から受けたことがあります。
私の名誉のためいくつか言い訳をします。
その一部の部下は、
「出勤時間が過ぎてからの遅刻連絡」
「面談日を失念し、副業のため帰宅する」
「業務を失念し先方トラブル、同じミスを繰り返す」
という事が頻回な方で、必然的に私が
指摘する頻度も多かった印象があります。
もちろん、私にも指摘の仕方に
非がありました。
感情を抑えきれずイライラが
りから見て取れました。
(アンガーマネジメント勉強中!)
上司から注意された際は重く受け止め、
接し方や指摘の仕方を見直し、
後日『改善された』と
フィードバックを受けました。
その際に上司から言われた言葉が
ずっと私の心をモヤモヤさせるんです。
改善してくれてありがとう。
原因は自分にある。
原因自分論で行くと良いよ。
ふむ・・。
言わんとしている事はわかる。わかります。
でもなんだか
辛くないですか?
今回のテーマ
『私の失敗談から、現在「原因自分論」に悩む方に伝えたい事がある』
おそらく今お話しを聞いて(読んで)
下さっているあなたは
とってもまじめな人なんだと思います。
お友達になれそうです。ふふ。
もし今、『原因他人論』と言う言葉に
違和感があったり悩んでいる方は、
よかったら少しだけ..
お付き合い頂ければ幸いです。
『原因自分論』とは
文字通り、
何か問題が起こった時に
その原因とか責任のすべては
他でもない自分にある。
と言った内容です。
「部下が定期的に行う業務を
失念してしまった」
と言う事象に対して
能力に対して仕事を頼みすぎていたかな。
何かしらの形でリマインドすべきだったかな。
「私の環境作りが失念しやすい状況だった。」
と自分に原因があると
認識する事と私は理解します。
また、対義語として
『原因他人論』
と言う言葉が良く挙がりますね。
上記の事象に対してこちらの考え方では
頼まれているのだからメモ等で
自分で忘れない工夫をすべきだ
「部下の認識が甘いのではないか」
といったところでしょうか。
この「原因自分論」と言う考え方に対して
私は概ね賛成です。
人のせいにしてしまうと自分の今後については
全く考えることはしなくなってしまい、
自分を見直す、成長する貴重な機会を失ってしまいます。
恐らく大半の上司もこう説明するでしょう。
でも違和感もあるんです。
そしてなんか
つらかったりする。
『原因自分論』の違和感ってなんだろう。
で、しばらく私悩んでました。
このモヤモヤの正体は何だろう。
つらいのはなんでだ?と。
『原因は自分』=『自分のせい』=『悪いのは自分』
恐らくこの方程式がネガティブ人間の
私にはあるのだと思います。
あれも私が悪い、これも私が悪い
と思い込むことで
心が辛かったのだと思います。
ましては他人に興味を持って
良かれと思ってやっていたこと
もありましたので
なおさらダメージも大きかったのでしょう。
また、
原因自分論はすべてに当てはまるものではないと
私は考えます。
必ず自分以外に原因がある事もあります。
良く例に挙がりますが
交通事故はこちらがルールを守っている以上
相手が悪いです。
その道を選ばなければ。。
なんて事はありません!
そんなもの掘り下げなくて良いんです。
思ったことと伝えたいこと。
『原因自分論』という文字が
もしかしたらわかりにくいのかも知れません。
『予防策は自分で論』
私はこんな言い換えをします。
(すこぶるダサい(笑))
自分のせいではありません!
あくまで、
変えられるのは自分だけ
という事です。
自分を責め過ぎないで下さい!
変われるのは自分だけと
気づければそれで良いんですよ。
(もちろん自分が100悪い時もありますが。。)
また、時には原因他人論者で良いんです。
私が上司に指摘され、どんな時も
優しく部下を指摘していました。
メモしよう。相談しよう。連絡しよう。
確かに緊張感は無くなったのかも知れません。
しかし、間違いも無くなりません。
その部下は今も通常運転です。
連絡を忘れました。予定を失念しました。
掘り下げようがありません。
また、周りの環境を変える事ばかりに
注力し、本来向き合わなければならない事に
向き合えていません。
自分の成長になっていません。
また、部下の成長を
妨げている事にもなります。
大きな事故を今後起こすリスクもあります。
経営者の方なら、
採用したの私だしな。。
と納得できるのかも知れませんが
私は違います。
なので時々原因他人論者で良いんです!
もし、あなたがそんな状況でも
『原因自分論』を強いられるのであれば
ここを選んだのは自分だ。
他を選べるのも自分だ。
と言う言葉を私は送りたいです。
さ い ご に
『原因他人論』と言う言葉を
簡単に他人に説いてくる人に疑問です。
私は今後部下にこの話をする時は
自分が悪いという話ではなく、
変われるのは自分だという意味だと
伝えたいと思う。
そして、それもすべてではないんだ
とも。
それが指導する側の責任だと
私は強く思うのです。
なんちゃって(笑)
ここまでお読み頂き
ありがとうございました!
少しでもあなたの人生の
お役に立てていたら幸いです!
それではまたの機会に
おだいじにどうぞ!
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